人生初めてのバイトが超がつくほどのブラックバイトだった話(前編)

はじめまして、かなかわです

 

今回はバイト先での思い出とトラブルと解決に至るまでを書き綴りたいと思います

 

不当な天引き、薬物、自殺、これらのワードが苦手な方は頑張って耐えてください

 

それでは、お時間の許す限り、お付き合いいただけたらと思います

 

※特定を防ぐため、フィクションを交えたりニュアンスを変えたりしています

 

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f:id:kanakawa12:20200309203132j:image「ヒャッハァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!味噌ラーメンを盛りつけだァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

このイカれた世紀末のモヒカンみたいな人は僕が働きはじめたラーメン屋さんの店長

今後は「店長」と呼称します

実際のところこんな叫んではいませんでしたが、他は大体こんな感じです

写真も割と似てます

 

f:id:kanakawa12:20200309203441j:image「キィーッキッキッキ!ほらほらかなかわ!注文が溜まってるぞォ!」

 

こちらはいわゆるところのバイトリーダー

今後は「バイトリーダー」と呼称します

「キーッキッキッキ」とは笑ってなかったかもしれませんが、大体こんな感じです

 

f:id:kanakawa12:20200309204651j:image「キャッホホホホィ〜!かなかわくんどこ住み?てかラインやってる?ふるふるしよふるふる〜🥴💋❤️☺️🥺🥺😠📝🎁⭐️👾🤖👿🦿💋👀👥明日のシフト変わって」

 

こちらは僕と同時期に入ってきた女の子

今後は「同期」と呼称します

流石に誇張はしまくりましたが、大体こんな感じです

多分

 

f:id:kanakawa12:20200309210039j:image「ゲヘヘ……オデ、ミソ、ハコブ」

 

こちらは僕の先輩にあたる人です

以降は「先輩」と呼称します

言語能力がバカな門番程度しかないのは流石にフィクションですが、それ以外は大体こんな感じです

多分ね

 

他にもメンバーはいますが、あまり僕とは関わりがなかったために割愛します

 

さてさて、僕はこの悪魔のサーカス団のようなラーメン屋に入ってしまい、どうなってしまったのか?

 

〜第1章「はじめまして」〜

 

ところで、みなさんはバイトをしたことはありますか?


バイトぉ?べらんめぇ!俺っちは江戸っ子でぃっ!とあなたが人の話を聞かない江戸っ子だった場合のためにご説明しますと、バイトとは英語で「bite」、何かにかじりつくという意味です


嘘です

いや嘘ではないけど


アルバイトの方です

学業の傍とかにやる臨時雇いですね

 

かくいう僕も当時大学三年生、学業の傍にやる臨時雇い、つまりアルバイトを探しておりました


この時の僕のアルバイト探しの条件としては


・金勘定したくない(計算が苦手なので)

・家から近い

・まかないなんかも出たらおいどん嬉しいでごわすなぁブヒヒィ〜!


の三つ

そんな自分に甘いクソスイートチェリーのような条件に合うバイト先なんてあるのでしょうか、あるんですこれが


食券制でかつ、家から徒歩5分以内、まかないも出るんですか〜!?ブヒヒィ〜!の三拍子揃ったバイト先


そう


ラーメン屋さん


知ってます?ラーメン屋さん

あのどんぶりに濁った汁となんかビロビロしたなんか変な紐となんか妙な肉とか割り箸を細かく切って茶色く染めたやつとか……野菜とか……あ!そうそう、あのグルグル模様の気持ち悪いのを載せるやつです、そうですそれそれ

それを売る屋さんなんです


語彙がクソカスで説明できずごめんなさい

というか知らない奴なんかいないだろ。勘弁してよもう


とにかく、僕はそのラーメン屋さんのあまりの好条件に飛び付きました

 

わりと即採用され、制服などの説明を受けて早速業務開始です

僕はメモ帳を取りつつ必死に作業を覚えました

 

f:id:kanakawa12:20200309211350j:image店長

「かなかわくん真面目だなァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!死死死死死ィ〜!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

しかし僕は圧倒的に物覚えが悪く、そして不器用

 

しこたまミスを連発します

 

f:id:kanakawa12:20200309211445j:imageバイトリーダー

「キキキッ!無能な君をチャーシューの具にしてあげるよォ〜???????????」(僕の頬を舐める)

 

俺「ご、ごめんなさい……」

 

f:id:kanakawa12:20200309211904j:image先輩

「カナカワ……ダイジョウブ、ユックリヤレ……」

 

俺「せ、先輩……!」

 

ですが、先輩は呆れつつも優しく教えてくれ、僕はゆっくりとですが業務に慣れていきました

 

そんなこんなの1週間後に、同期が入ってきました

 

f:id:kanakawa12:20200309211629j:image同期

「チョベリバ〜👧🏿🧑👨🏻‍🦱🙏👂👄🧑🏿‍✈️👑💼👒👔👑👜」

年下の女の子で、人懐っこく、誰からも好かれるような子だと思いました

 

同期は僕より物覚えがよく、器用で、人当たりもいいのでよく僕と比較しては評価を高く受けていました

僕も実際同期のことは悪い人ではないと思い、友達として接していました

 

同期のことは密かにライバルのようにすら思っていたこともあります

 

そう、あの日までは……

 

〜次回「同期、一ヶ月で辞める」〜

 

お楽しみに

 

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と、今日はここまでとなります

今回はバイト先の人物紹介的な感じでお送りしました

 

ここからは本筋と関係ないので書くつもりはないもののもったいなくて今書くバイト先での出来事のこぼれ話です

 

店長「ギャハハハァアアアアア〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!かなかわ12番テーブルにチャーシュー麺運べぇえ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」(ギャルルルルルルルル)(チェーンソー)

 

俺「はーい!」

 

と、この時僕は見つけてしまいました

カウンター席の床に蠢く茶色くてテラテラと光り、飲食店には必ずと言っていいほどいるあの虫を

 

俺「ゴッ……!」

 

口から出る寸前で僕はその名前を喉元に押し留めました

客の多い現在、下手に叫べば大騒ぎ

パニックパニックパニックみんながあ・わ・て・て・る(しんのすけ〜っ!)

どころでは済みません

俺の頭はフルスピードで回転を始め、【答え】にたどり着きます

 

俺(そうだ!ちりとりとホウキで回収しよう!)

 

僕は急いで裏へと戻り、あたかも「お掃除中ですよ〜」という様子で舞い戻りました

 

そいつは、まだそこにいた

 

俺(南無三!!!!!!!!!!!!!!!!)

 

僕はそれをちりとりとホウキで回収

裏口へと走り出しました

 

店長から見れば床掃除は始業前の仕事なので箒とちりとりで走り回る僕を疑問に思ったこと間違いありません

しかしそんな店長の視線を一旦脇に置き、僕は裏口から出たあと恐る恐る箒を取り去りました

 

そこに

 

いたのは

 

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一匹の雌コクワガタでした

 

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店長「何してるんだかなかわァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

おしまい