本気でミステリについて語ってみようと思う

意外に思われるかもしれないが、私は読書が好きだ

 


子供の頃から何かにつけては本を読んでいた

 


理由は簡単、コスパがいいからだ

 


例えば、手元に2000円ある

ゲームを買うには足りないし、映画を見るには2時間で終わる

 


しかし、読書ならば

電源はいらない上に時と場所も問わない

なぜか無料で貸し出してくれるところもある

その上読んでいると周りの大人が褒めてくれる

なんと素晴らしい趣味だ

 


そんな打算的な考えを多分に含んだ性格の悪いバカガキだった私だが、2年と半年前に「十角館の殺人」を読んだ瞬間頭に雷が落ちたような衝撃を受けた

 


それからというもの、ミステリーというジャンルにゾッコンになってしまった私は図書館と古本屋、そしてたまに新品のミステリーを読んで読んで読みまくっていた

 


で、先日

 


なんだか眠れないので戯れに読んだミステリ作品をリストアップしてみることにした

 


100冊だった

 


読みすぎである

 


なんならミステリじゃないと判断したものや、短編で単品のやつ(屍人荘のスピンオフとか)は入れてないので読んだ量だけで言えばもっとある

それなりにがんばってリストアップしたので以下に乗せておきます

 


これを読んでいるあなたの好きな作品はあるかな?

10冊ごとに区切ってあるが、並び順は適当なので注意

 


リスト後にもブログは続くぞ

 


――――――――――――

 


十角館の殺人

迷路館の殺人

時計館の殺人

・紅蓮館の殺人

・体育館の殺人

・水族館の殺人

・図書館の殺人

・眼球堂の殺人

・双孔堂の殺人

・五覚堂の殺人

 


――――――――――――

 


・殺しの双曲線

・屍人荘の殺人

・月の扉

そして誰もいなくなった

・電脳山荘殺人事件

・そして2人だけになった

・瑠璃城殺人事件

・アリス・ミラー城殺人事件

・ギロチン城殺人事件

・クロック城殺人事件

 


――――――――――――

 


・扉は閉ざされたまま

極限推理コロシアム

・クリムゾンの迷宮

・仮面山荘殺人事件

・月光ゲーム―yの悲劇

・魔眼の匣の殺人

・心臓と左手

・さよなら神様

神様ゲーム

・密室殺人ゲーム王手飛車取り

 


――――――――――――

 


・密室殺人ゲームver2

・密室殺人ゲームマニアックス

煙か土か食い物

・オーデュボンの祈り

ジェリーフィッシュは凍らない

・ノッキンオン・ロックドドア

・ノッキンオン・ロックドドア2

・七回死んだ男

・そして扉は閉ざされた

・夜よネズミたちのために

 


――――――――――――

 


・アリス・ザ・ワンダーキラー

・ステイホームの密室殺人

・No 推理、No探偵?

・風ヶ丘五十円玉祭りの謎

・人格転移の殺人

・瞬間移動死体

・神のロジック人間のマジック

ハサミ男

クビキリサイクル

クビシメロマンチスト

 


――――――――――――

 


・法廷遊戯

・#柚莉愛とかくれんぼ

・あいにくの雨で

・閻魔堂沙羅の推理奇譚

→ 業火のワイダニット

→ 負け犬たちの密室

→ 点と線の推理ゲーム

→ 落ちる天使の謎

→ 金曜日の神隠

→ A+B+Cの殺人

 


――――――――――――

 


ダンガンロンパ霧切1〜7 (1〜5再読)

・この闇と光

・探偵AIのリアル・ディープラーニング

ゴールデンスランバー

 


――――――――――――

 


・冷たい校舎の時は止まる(上・下)

・かがみの弧城

・凍りのくじら

アヒルと鴨のコインロッカー

・重力ピエロ

・ガソリン生活

・夏と冬の奏鳴曲

・世界は密室でできている

・medium 霊媒探偵城塚翡翠

 


――――――――――――

 


・楽園とは探偵の不在なり

・密室の鍵貸します

・密室に向かって撃て!

・完全犯罪に猫は何匹必要か?

・交換殺人には向かない夜

・ここに死体を捨てないでください!

・早く名探偵になりたい

私の嫌いな探偵

・探偵さえいなければ

・館島

 


――――――――――――

 


インシテミル(再読)

・12人の死にたい子供たち

・マスカレードホテル

・ある閉ざされた雪の山荘で

新本格魔法少女りすか

・少女不十分

掟上今日子の旅行記

謎解きはディナーのあとで

・魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?

・向日葵の咲かない夏

 


――――――――――――

 


……計100冊(2021年1月16日時点)

 


この中で、わたくしかなかわが「これぞ!」「ぜひに!」「読むならこれ!」「読んで!」とプッシュする作品をいくつか紹介したい

 


十角館の殺人綾辻行人

俺がミステリにズブズブになった起爆剤がこれ

クローズドサークルものとしてスタンダードな作品なので、推理小説で何読めばいいかわからないと言う人はとりあえずこれを読めばいいんじゃないかな

多分

でも綾辻行人の作品でこれ以外に面白いと思える作品に出会ってないので、最近綾辻行人は合わないのか?と思い始めてきた

 


・屍人荘の殺人(今村昌弘)

クローズドサークルとアレを組み合わせた凄まじい作品

アレが出てきた時は雷に打たれたような衝撃があった

そして、アレをちゃんとトリックに活かしているのが最高

衝撃度とエンタメ度で言えばこっちだが、2作目の「魔眼の匣の殺人」の方がミステリーとして面白い

今年の夏に3作目が出るって!ヤッピー!

 


・月の扉(石持浅海

俺に「一番好きなミステリは?」と聞かれたらこれを出すほど好きな作品

「主人公は沖縄の飛行機をハイジャックした犯人。彼らは人質を取り、“ある人を連れてくること”を条件に立て篭もる。しかし、同じ機内のトイレから謎の死体が……」というあらすじ

この時点で面白い上に、最後の1行がとんでも無くキレイに締まってるので大好きな作品

ただトリッキーな作品なのでミステリ初心者におすすめはしない

「扉は閉ざされたまま」といい、石持浅海のミステリーは面白いのが多いイメージ

 


・七回死んだ男(西澤保彦

面白い。一から十まで面白い。

何が面白いって、「主人公は同じ1日を9回繰り返す体質がある」この設定が面白い

さらに、「酒を飲まされ体調が悪いので、次の同じ1日では酒を断ったら祖父が殺された」この展開も面白い

そして、「犯人を特定して殺人を防いでも、別の人間が代わりに同じ凶器で同じ殺人を犯す」と言うのも面白い

最後に、「最後の最後でもう一つひっくり返す」とめちゃくちゃ面白い

 


神様ゲーム

・さよなら神様(麻耶雄嵩

最高に面白い

個人的にはさよなら神様が好き

麻耶雄嵩は「夏と冬の奏鳴曲」から初めて読んだが、キュビズムがどうのこうのとよくわからず、トリックもなんだかなあとなり、さらにはラストのヒロインの扱いにも納得がいかずで自分には合わない作家だと思っていたが、あるブログで紹介されているこの2作を手に取り、雷に打たれたような以下略

短いし2作に繋がりはないので読んでほしい

しかしこの2作以降他の麻耶雄嵩作品を手にとってもなんとなく続かないあたり俺と麻耶雄嵩は合わないのか?

 


煙か土か食い物舞城王太郎

死ぬほど面白い

とにかく面白い

説明する必要あります?無いのでしない

とにかく破天荒な主人公と、ロックすぎる文体、テンポ、そしてバイオレンス!

謎なんて一瞬で解き明かし、とにかく次へ!ゴーゴーゴー!

だけど、根底にあるのは歪な家族の愛と呼べるかもわからない歪すぎる“情”

読み終わると何故か純文学を読んだような気持ちになる作品

この次の「世界は密室でできている」も最高だった

舞城王太郎のファンになりました

 


・オーデュボンの祈り(伊坂幸太郎

面白い

最初から最後まで完璧なので今更語ることはない

ので語らない

人殺しを許されている人といった個性的な人たちが良い

ラストも良い

読んで損はない作品

伊坂幸太郎作品は安定して面白いね

ゴールデンスランバーも重力ピエロもアヒルと鴨のコインロッカーも、語ろうと思えば一生語れるくらい面白い

無機物に性的興奮を抱く異常性癖持ちとしてはガソリン生活はシコでした。最悪

 


・凍りのくじら(辻村深月

最高

ジュブナイル×ミステリ×ドラえもん

とにかくうっすらと暗い雰囲気から主人公の息苦しさが表現されており、それを「ドラえもん」というキーワードで中和している

作中ところどころで物事をドラえもんの秘密道具で例えたり、人を“SF”の頭文字でレッテル貼りをしたり(Sukoshi Fuziyu = 少し不自由、みたいな)と藤子・F・不二雄愛が垣間見える

そして、最後の秘密道具で俺はもうボロ泣き

スタンドバイミードラえもんよりよっぽどドラ泣きよ

辻村深月はかがみの弧城から入ってボロボロ泣いたのを覚えている

2020年の劇も観に行った

冷たい校舎の時は止まるも泣いた

あまり俺の涙腺をいじめるな

 


――こんなもんかな

 

いつも見ているミステリ感想ブログの人が一部の本を読む時プレミアがついていて大変だなどと言う話をしていたので、ほとんど図書館に揃っている自分はかなり幸運なのかなとか思っている

図書館になければブックオフブックオフになければ本屋、本屋になければ泣く泣く電子書籍で読んでいるが、電子書籍電子書籍でお風呂で読めたりするのよね

たまに物理本でも風呂場に持ち込むなんて言う人を聞くけど、どうやってるんだろうって毎回謎

濡らさない秘訣でもあるのか、湿り気上等で持ち込んでいるのか

 

どうでもいいか


ミステリをじゃぶじゃぶ浴びた結果、自分でも小説を書いちまったのは少し自分でも驚いてはいるが、さらに賞に投稿するとはもっと驚いてはいるが、そこそこ良い結果を残し、読んでくれた人からは泣いたってコメントももらえたので遠慮なく自信にさせてもらおうと思う

ていうか、ミステリはおろか長編小説初めて書いたのに座談会入りってすごくない!?すごくなーい!?すごいって言え!言ってくれよ……たのむから……

しかし次回作を描いてて思うが、100冊も読んだのにあんまり活かせてない気がするんだよな

書いては消して、書いては消して、やっとできたと思ったら消して消しての繰り返し

個人的にはこんだけ読んだならもっと最高のトリックを一瞬で思いついて素敵な語彙とお洒落な言い回しでサラサラサラ〜っとかけても良いんじゃないの?それができないってことは活かせてないんじゃないの?なんて思っちゃうんだけど、まあ他の人もこんなもんだろってことで納得している。根拠のない納得は俺の得意とするところ

 


上で紹介した好きな作品からわかる人もいるかもしれないけど、俺の好きなミステリの要素は兎にも角にも「クローズドサークル」!

やっぱり閉鎖空間っしょ!

シティ系も悪くはないんだけど、開放感ありすぎな感じが気に食わない

そしてやっぱり「密室」!

「密室殺人はリアリティが無い」なんて意見も聞くけど、リアリティなんか度外視で頼むわ!

さらにインパクト強めの殺人現場だったら超〜最高!

動機とかリアリティとかいらんからとにかく初見のインパクトでぶん殴ってきてほしい!

舞城王太郎の「世界は密室でできている」を読んだ時の俺なんか、「すげえええええええ!!!!」と言うコメントをTwitterに残していた

https://twitter.com/kanakawa12/status/1287998412181213184?s=21

実際アレは最高の密室殺人だった

密室4つに死体が14体ですよ!?

これ以上はネタバレなので内緒だけど

あとは「密室殺人ゲーム」もフーダニットとワイダニットを排除してて、とにかく派手な殺人現場を作ることにスポットが当てられていて最高

 


あ〜、オチが思いつかない

 


オチ思いつかないよ〜!

 


あ、そういえば今日共通試験か

 


受験生の皆さん、このブログのように“オチ”ないことを祈ってま〜す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オチはなくとも滑っちまったたァこれ如何に

監視社会と僕が裸族な理由について。

 だいぶ久しぶりにこのブログの存在を思い出した。

 


 先日、無謀にも講談社に投稿した小説の結果が発表され、ありがたくも最終選考のようなものに残っていたことを知った。

 


それに浮き足立ち、さあ次作も頑張るぞと筆を取って早2週間弱。一文字も進んでいないのが現状である。

 浮いてた足は既に地につき、なんだったらベッドに体を横たえている。地球の重力と冬の寒さと布団の暖かさに負けてしばらく浮きそうもない。

 


 しかし、それでも何かしらの創作活動はしたいと思い、このブログのことを思い出したのだ。

 


 まあ別に描くことなど何もない気がするが、適当に脳の片隅にあるものをより合わせてそれっぽいものでも拵えてみよう。チャーハンと同じである。よければお付き合いいただきたい。よくなかったら別にいいよ。

 


 さて、具体的に何を書くかわからないままふらふらと前書きばかり書いていたがそろそろ引っ張れないだろう。観念して何かしらを描こう。何がいいだろうか。

 


 そう、そうだ、私が普段裸で過ごしているその理由をここに描こう。

 突然何をと思われるかもしれないが、この私かなかわ22歳、基本的に家では裸である。

 しかしそれを誰に話しても私への目つきが「愉快な青年」から「愉快な異常者」に変わるだけで誰も本当の私をわかってくれたことはない。私は本当は「異常な青年」なのだということを。より危険度が増した気がするね。

 


 読者の皆様は、「トゥルーマン・ショー」という映画をご存知だろうか。

 ジム・キャリーが主演を務める有名な映画である。

 かなり大まかなあらすじとしては、普通の日常を過ごす普通の青年、「トゥルーマン」彼は普通の学生生活を送り、普通の会社に就き普通の仕事を普通にこなしていた。

 しかしある日、彼は気づいてしまう。彼が使うことのないドアの向こう。彼が通ることのない道路。彼の知らない場所。それら全てが存在しないことを。

 そう、これは彼の人生のためだけに用意されたテレビ番組のセットだったのだ。

 彼は生まれてからこの日まで、自分以外が仕掛け人の世界で、用意された台本通りの世界に生きていたのだ。

 恋愛も、勉強も、仕事も、セックスすら、誰かに見られている。その世界で、彼はどうするのか。

 


 などと映画紹介をしてきたが、このブログはそれが目的ではない。なぜ僕が基本裸なのかという理由だ。

 もしも――もしもこの世界で何もわかっていないのは自分だけで、ほかの人やものは全て自分という存在がシナリオ通りに動くためのセットだとしたらどうしよう。そんなことを私はふと思う。

 何をバカな、とそこのあなたは一笑に伏すだろう。しかし、果たして笑った後、忘れることはできるだろうか。

 あなたが開かない扉の奥がコンクリートで埋められていないとどうして言えようか。

 あなたが見ない映画が今上映していないとはどうして言えようか。

 あなたが目を閉じた瞬間、世界中の人が一点にあなたのことを見ていないとどうして言えようか。

 


 こんな考えはシュレディンガーの猫のようだ。箱の中の猫が生きてるか死んでるかは誰にもわからないし、閉じた瞼の向こうがどうなっているかもわからない。

 


 だからこそ、私は基本的に裸なのだ。

 


 私という人生が誰かの笑い物になっているとすれば、せめて見苦しい私の体を曝け出そうと思う。

 いつ見ても裸なら、その観測者とやらがご飯中に見れないようにくらいならできるのではないだろうか。

 


 だから、私は――裸なのだ。

 


 んなわけないじゃん。

 バァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜カ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 


 うんちぶりぶり。寝ーよおっと。

かなかわが制作した映像作品、ブログ記事、バズったツイート集

 

かなかわおバズり傑作選

https://twitter.com/kanakawa12/status/1235940369616887810?s=21

 

作った映像作品

https://twitter.com/kanakawa12/status/1120855469902319616?s=21

 

バレンタインデーにチョコが100個分来た話

https://kanakawa12.hatenablog.com/entry/2020/03/09/193432

 

人生初めてのバイトが超がつくほどのブラックバイトだった話(前編)

はじめまして、かなかわです

 

今回はバイト先での思い出とトラブルと解決に至るまでを書き綴りたいと思います

 

不当な天引き、薬物、自殺、これらのワードが苦手な方は頑張って耐えてください

 

それでは、お時間の許す限り、お付き合いいただけたらと思います

 

※特定を防ぐため、フィクションを交えたりニュアンスを変えたりしています

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

f:id:kanakawa12:20200309203132j:image「ヒャッハァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!味噌ラーメンを盛りつけだァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

このイカれた世紀末のモヒカンみたいな人は僕が働きはじめたラーメン屋さんの店長

今後は「店長」と呼称します

実際のところこんな叫んではいませんでしたが、他は大体こんな感じです

写真も割と似てます

 

f:id:kanakawa12:20200309203441j:image「キィーッキッキッキ!ほらほらかなかわ!注文が溜まってるぞォ!」

 

こちらはいわゆるところのバイトリーダー

今後は「バイトリーダー」と呼称します

「キーッキッキッキ」とは笑ってなかったかもしれませんが、大体こんな感じです

 

f:id:kanakawa12:20200309204651j:image「キャッホホホホィ〜!かなかわくんどこ住み?てかラインやってる?ふるふるしよふるふる〜🥴💋❤️☺️🥺🥺😠📝🎁⭐️👾🤖👿🦿💋👀👥明日のシフト変わって」

 

こちらは僕と同時期に入ってきた女の子

今後は「同期」と呼称します

流石に誇張はしまくりましたが、大体こんな感じです

多分

 

f:id:kanakawa12:20200309210039j:image「ゲヘヘ……オデ、ミソ、ハコブ」

 

こちらは僕の先輩にあたる人です

以降は「先輩」と呼称します

言語能力がバカな門番程度しかないのは流石にフィクションですが、それ以外は大体こんな感じです

多分ね

 

他にもメンバーはいますが、あまり僕とは関わりがなかったために割愛します

 

さてさて、僕はこの悪魔のサーカス団のようなラーメン屋に入ってしまい、どうなってしまったのか?

 

〜第1章「はじめまして」〜

 

ところで、みなさんはバイトをしたことはありますか?


バイトぉ?べらんめぇ!俺っちは江戸っ子でぃっ!とあなたが人の話を聞かない江戸っ子だった場合のためにご説明しますと、バイトとは英語で「bite」、何かにかじりつくという意味です


嘘です

いや嘘ではないけど


アルバイトの方です

学業の傍とかにやる臨時雇いですね

 

かくいう僕も当時大学三年生、学業の傍にやる臨時雇い、つまりアルバイトを探しておりました


この時の僕のアルバイト探しの条件としては


・金勘定したくない(計算が苦手なので)

・家から近い

・まかないなんかも出たらおいどん嬉しいでごわすなぁブヒヒィ〜!


の三つ

そんな自分に甘いクソスイートチェリーのような条件に合うバイト先なんてあるのでしょうか、あるんですこれが


食券制でかつ、家から徒歩5分以内、まかないも出るんですか〜!?ブヒヒィ〜!の三拍子揃ったバイト先


そう


ラーメン屋さん


知ってます?ラーメン屋さん

あのどんぶりに濁った汁となんかビロビロしたなんか変な紐となんか妙な肉とか割り箸を細かく切って茶色く染めたやつとか……野菜とか……あ!そうそう、あのグルグル模様の気持ち悪いのを載せるやつです、そうですそれそれ

それを売る屋さんなんです


語彙がクソカスで説明できずごめんなさい

というか知らない奴なんかいないだろ。勘弁してよもう


とにかく、僕はそのラーメン屋さんのあまりの好条件に飛び付きました

 

わりと即採用され、制服などの説明を受けて早速業務開始です

僕はメモ帳を取りつつ必死に作業を覚えました

 

f:id:kanakawa12:20200309211350j:image店長

「かなかわくん真面目だなァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!死死死死死ィ〜!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

しかし僕は圧倒的に物覚えが悪く、そして不器用

 

しこたまミスを連発します

 

f:id:kanakawa12:20200309211445j:imageバイトリーダー

「キキキッ!無能な君をチャーシューの具にしてあげるよォ〜???????????」(僕の頬を舐める)

 

俺「ご、ごめんなさい……」

 

f:id:kanakawa12:20200309211904j:image先輩

「カナカワ……ダイジョウブ、ユックリヤレ……」

 

俺「せ、先輩……!」

 

ですが、先輩は呆れつつも優しく教えてくれ、僕はゆっくりとですが業務に慣れていきました

 

そんなこんなの1週間後に、同期が入ってきました

 

f:id:kanakawa12:20200309211629j:image同期

「チョベリバ〜👧🏿🧑👨🏻‍🦱🙏👂👄🧑🏿‍✈️👑💼👒👔👑👜」

年下の女の子で、人懐っこく、誰からも好かれるような子だと思いました

 

同期は僕より物覚えがよく、器用で、人当たりもいいのでよく僕と比較しては評価を高く受けていました

僕も実際同期のことは悪い人ではないと思い、友達として接していました

 

同期のことは密かにライバルのようにすら思っていたこともあります

 

そう、あの日までは……

 

〜次回「同期、一ヶ月で辞める」〜

 

お楽しみに

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

と、今日はここまでとなります

今回はバイト先の人物紹介的な感じでお送りしました

 

ここからは本筋と関係ないので書くつもりはないもののもったいなくて今書くバイト先での出来事のこぼれ話です

 

店長「ギャハハハァアアアアア〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!かなかわ12番テーブルにチャーシュー麺運べぇえ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」(ギャルルルルルルルル)(チェーンソー)

 

俺「はーい!」

 

と、この時僕は見つけてしまいました

カウンター席の床に蠢く茶色くてテラテラと光り、飲食店には必ずと言っていいほどいるあの虫を

 

俺「ゴッ……!」

 

口から出る寸前で僕はその名前を喉元に押し留めました

客の多い現在、下手に叫べば大騒ぎ

パニックパニックパニックみんながあ・わ・て・て・る(しんのすけ〜っ!)

どころでは済みません

俺の頭はフルスピードで回転を始め、【答え】にたどり着きます

 

俺(そうだ!ちりとりとホウキで回収しよう!)

 

僕は急いで裏へと戻り、あたかも「お掃除中ですよ〜」という様子で舞い戻りました

 

そいつは、まだそこにいた

 

俺(南無三!!!!!!!!!!!!!!!!)

 

僕はそれをちりとりとホウキで回収

裏口へと走り出しました

 

店長から見れば床掃除は始業前の仕事なので箒とちりとりで走り回る僕を疑問に思ったこと間違いありません

しかしそんな店長の視線を一旦脇に置き、僕は裏口から出たあと恐る恐る箒を取り去りました

 

そこに

 

いたのは

 

f:id:kanakawa12:20200309213648j:image

一匹の雌コクワガタでした

 

f:id:kanakawa12:20200309211350j:image

店長「何してるんだかなかわァアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

おしまい

 

バレンタインデーにチョコレートが100個分きた話

はじめまして、かなかわです

 

皆様こんな会話をしたことはありませんか?

 

f:id:kanakawa12:20200309024520p:image「なあお前、バレンタインデーにチョコ何個もらった?」

 

f:id:kanakawa12:20200309024407p:image「お母さんから一個だけ」

 

f:id:kanakawa12:20200309105448p:image「やった〜!買った〜!俺2個〜!」

 

f:id:kanakawa12:20200309024231p:image「ギギギギギィイーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!悔しししししししししししし死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死ィイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

そう

2月14日

世間は甘い香りに浮き足立ち、気になるアンチキショーにチョコレートをプレゼントしてはちゅっちゅを始める「バレンタインデー」付近での会話です

 

この記事を見ている皆様の中にも、もしかしたらチョコレートを渡した、あるいはもらったという方も多いのではないのでしょうか

 

かくいう僕は、バレンタインデーに……

 

こんなんが届いた

f:id:kanakawa12:20200309013555j:image

 

なんだと思います?これ

 

これね、チョコレートなんです

この洗濯機の蓋になってる板は、チョコレートなんです

宅配便のピンポンで目が覚めて寝ぼけ眼で玄関開けたらこんなん抱えた兄ちゃんがいてサーフボード頼んだのかなってしばらく考えちまった

 

総重量、5キロ

 

5キロて

 

5キロて

 

普通の板チョコが50グラムだとすると、だいたい100倍の大きさのチョコというわけです

 

よって、僕は冒頭の会話でいうと

 

「なあお前、バレンタインデーにチョコ何個もらった?」

 

俺「ああ、100個分かな」

 

「俺はたったの2個ォオゲゲゲゲェーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

ってことになるわけです

 

なるわけねえだろ

 

かくして冗談抜きで人を殺せそうな大きさのチョコをゲッツした僕ですが、どうしてこんなことになったのか

それには深い訳があったのです

 

〜バレンタインデーから数日前〜

僕の趣味はベロベロに酔って通話することなのですが、その最中のことです

 

ちょびこさん(通話相手)「そういえばかなかわさんにチョコレート送りますね」

 

俺(泥酔)「おお!ええねんええねんゲハハハハハハ!」

 

ちょびこさん「なんか大きめのチョコあったからそれにします」

 

俺「おお!ええねんええねんゲハハハハハハ!」

 

ちょびこさん「5キロだって、ヤバ」

 

俺「ゲハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

俺「オエー」

 

〜回想終了〜

 

そう、大体僕のせいでした

 

とはいえ、来てしまったものは仕方ありません。開封すると、こんな感じ

 

f:id:kanakawa12:20200309015409j:imageいやデッケ〜〜〜〜の!

 

僕が縦にも横にもデカいので分かりづらいですが、手に持ってる紙が大体A4サイズなので、その大きさが分かり易いかと思われます

 

ていうか、デカすぎ

デカくて重いので、リビングに運ぶまでに俺の頭の中には巣穴に大きなチョコレートを運ぶ健気なアリさんと、【越冬確定】の4文字が浮かびました

 

f:id:kanakawa12:20200309020110p:imagef:id:kanakawa12:20200309020030j:image脳内こんな

 

でも送ってくださったのは素直に嬉しいんですよね

チョコレート自体も僕は大好物ですし

幼少期の夢は大きなチョコレートを食べることと大工さんが夢だったものです

そう思うと、なんだか突然食欲がむくむくと湧いてきました

ではでは、失礼して……

 

f:id:kanakawa12:20200309020542j:imageンゴリッ

 

かっっっって〜〜〜〜の!

 

そんでもってかっっっっっっっっっっっって〜〜〜〜〜〜〜〜の!!!!!!!!!!!!!!!!

 

「歯が立たない」って言葉を始めてそのままの意味で使いましたよ

 

こんなもの食えるのはスマブラワリオくらいなものです

 

f:id:kanakawa12:20200309021817j:image

と思ったらカチ割る用のハンマーが付属していました

ご丁寧にリボンまで付けて

 

そうと決まれば早速チョコレートにハンマーを振り下ろします(?????)

 

f:id:kanakawa12:20200309021641j:imageゴォン!ゴォン!

 

なんだこの絵面

 

鳴り響く打撃音

砕けるチョコレート

気になる階下への騒音

破片が溶け出し汚れるカーペット

ええ、ええ、いいのです、いいのです

今日は楽しいバレンタイン・デー

今はただ、目の前の茶色い食べ物の塊に鉄槌を振るいましょう

 

f:id:kanakawa12:20200309022422j:imageクソが

 

f:id:kanakawa12:20200309022541j:image
f:id:kanakawa12:20200309022538j:imageうっめ

 

以上が、僕がバレンタインデーにチョコレートが100個分届いた話です

いかがでしたでしょうか

皆様も是非気になるあいつにチョコレートをプレゼントする際は、5キロのチョコレートをプレゼントしてみてもいいかもしれませんよ

 

僕は勘弁して欲しいです

 

それでは、また何かが起きるその時まで

 

P.S.

f:id:kanakawa12:20200309022848j:image

このチョコレートのカロリーは27950キロカロリーでした

殺す気か〜???????

自己紹介

はじめまして、かなかわというものです

 

人外にしか欲情できない少子高齢化に拍車をかける悲しいモンスターです

絵を書いたりアニメを作ったり。そしてよく笑い、よくバズります

 

普段はTwitterにいますが、長い文章も書いてみたくて開設しました

アニメの製作過程や普段身の回りに起きたこと、その回想などを日記がわりに書き留めていきたいと思っています

 

黒歴史にならないといいですが、人生大体全部後から見れば黒歴史ですよねと割り切ることにしてます

 

よろしくお願いします